エーシンディーエス（2005年生、母エイシンサンサン）

エーシンディーエス（2005年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父馬名の頭文字＋母馬名の頭文字」。毛色は鹿毛。種牡馬のデヒア（当時14歳）と交配したエイシンサンサンが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、中央障害15戦3勝2着3回。2010年の京都ハイジャンプ(JG2)に勝利した他、2009年の京都ジャンプステークス(JG3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月8日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

3歳（2008年）

6月22日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、ワンダーアームフルに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

11月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた8戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で南井大志騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のショウリュウケンに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2009年）

1月5日、中1週で迎えた9戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で南井大志騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。12着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた10戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で南井大志騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 小雨）に出走。鞍上は5戦連続で南井大志騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月2日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったエリモマキシムから2馬身半差の2着となった。

8月30日、中3週で迎えた13戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマヤノスターダムから1馬身1/4差の2着となった。

11月1日、中8週で迎えた14戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったショウリュウケンからハナ差の2着に甘んじた。

11月14日、中1週で迎えた15戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムトッパズレに7馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

12月5日、中2週で迎えた16戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（2010年）

5月15日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のバトルブレーヴに4馬身の差をつけて2つ目の重賞タイトルを奪取した。

6歳（2011年）

7月30日、約14か月半の休み明けで迎えた18戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。14着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた19戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は白浜雄造騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた20戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月15日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山義行騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。