アポロマグナム（2003年生、母Eloquent Silver）

アポロマグナム（2003年4月15日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大型拳銃」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のForest Wildcat（当時12歳）と交配したEloquent Silverが14歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地16戦1勝、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

柴崎勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月19日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3歳（2006年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のコペルニクスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月22日、中1週で迎えた4戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に敗れた。

4月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月21日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

7月9日、中4週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では稟性の負けじ魂を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

7月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月3日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月18日、中1週で迎えた12戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

12月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

4歳（2007年）

1月28日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は池田鉄平騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

6月3日、中8週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた17戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、かんむり座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

11月30日、約6か月の休養明けで迎えた18戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた19戦目は、冬野特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた20戦目は、グッドラック特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。