キクノフレア（2005年生、母シマノキララ）

キクノフレア（2005年3月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋揺らめく炎」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時6歳）と交配したシマノキララが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。戦績は、中央平地8戦0勝、地方10戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳F2二。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

9月8日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

9月30日、中2週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

3歳（2008年）

1月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

3月23日、中5週で迎えた5戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

5月28日、中4週で迎えた7戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳F2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウイゴコロを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

6月12日、中1週で迎えた8戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳F1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた9戦目は、3歳F2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したゲットアロットを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

7月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳F1二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

9月3日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパラダイスブルーに5馬身の差をつけて制した。

10月1日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマートドレスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月7日、中2週で迎えた14戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアイファーアンゼンに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2009年）

6月28日、約8か月の休み明けで迎えた15戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

8月27日、中5週で迎えた17戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホウライクリスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月3日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。