クラウンビション（2010年生、母アンチークショップ）

クラウンビション（2010年2月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ビション犬（仏）。見た目の美しさから」。毛色は栗毛。種牡馬のメジロベイリー（当時12歳）と交配したアンチークショップが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）仲野牧場。戦績は、中央平地15戦1勝、中央障害3戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、仲野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、クラウンによって315万円で落札された。

日吉正和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

6月17日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のシゲルホウオウザに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月13日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた5戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1200m 晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた6戦目は、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚に勢いがなく18着に終わった。

3歳（2013年）

3月23日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた8戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

9月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず17着に終わった。

9月14日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

4歳（2014年）

5月3日、約7か月半の休養明けで迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

8月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。18着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた14戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた15戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2015年）

2月7日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は上野翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた17戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

6月2日、中8週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた19戦目は、沼沢英知騎手を鞍上に迎えて、利尻昆布ラーメン特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。