タイセイバロン（2014年生、母バランバ）

タイセイバロン（2014年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋男爵」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時14歳）と交配したバランバが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はタバタファーム。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方12戦1勝。主な勝ち鞍は2018年の一般C8。

経歴

デビュー前

当歳のとき、タバタファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、田中成奉によって1,080万円で落札された。

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

2月4日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は498kg。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、ドリームソルジャーに交わされて4馬身差の2着となった。

2月25日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で荻野極騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

5月20日、中6週で迎えた6戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は荻野極騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

11月3日、中9週で迎えた11戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、東京ウォーカー創刊1000号記念（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた12戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、琉球新報盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた13戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、荏原町商店街ジャンボのり巻き賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

12月30日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、十六銀行たまるンバ杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2018年）

1月10日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒルノバーハーバを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月25日、中1週で迎えた16戦目は、初花月特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた17戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月9日、中3週で迎えた18戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で森島貴之騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で森島貴之騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた20戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた21戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。