フサイチクイーン（1992年生、母エアデリーン）

Fusaichi Queen

1992.04.03

フサイチクイーン（1992年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のSadler's Wells（当時11歳）と交配したエアデリーンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

大根田裕也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

11月12日、デビュー戦は安藤賢一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

12月25日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、最後はエアージャケットと並んで4着同着となった。

3歳（1995年）

1月14日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で安藤賢一騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた4戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったダイタクサージャンに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

3月12日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月28日、中8週で迎えた7戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったアインエンジェルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月9日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のセントアバロンをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月12日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西浦勝一騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のウメノアモンに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

9月23日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳G3のサファイヤステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で西浦勝一騎手（5戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

4歳（1996年）

4月28日、約7か月半の休み明けで迎えた13戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず最後はマンポイントと並んで9着同着となった。