ダイナコスモス（1983年生、母シヤダイワーデン）

ダイナコスモス（1983年3月25日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハンターコム（当時16歳）と交配したシヤダイワーデンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦4勝2着3回。1986年の皐月賞(G1)に勝利した他、1986年のラジオたんぱ賞(G3)を制するなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

9月29日、6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月13日、6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトランザムシローに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月2日、11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のヤングノーブルに5馬身の差をつけて勝利を物にした。

11月23日、12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったエドノハヤテから3馬身差の2着となった。

12月15日、12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイシンフブキから1馬身半差の2着となった。

3歳（1986年）

1月12日、3歳G3の京成杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は根本康広騎手。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月2日、3歳G3の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したダイシンフブキにクビ差届かず2着となった。

4月13日、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手。21頭立ての5番人気に推されて19番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフレッシュボイスをクビ差振り切ってトップでゴールを走り抜けた。

5月25日、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手。23頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月22日、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニッポーテイオーに1馬身半の差をつけて勝利した。