ヴァケイション（2002年生、母スノーインサマー）

ヴァケイション（2002年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「休暇」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したスノーインサマーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）三好牧場。戦績は、中央平地7戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

3月20日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は520kg。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスズカアジテーターに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアポロアドミラルに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月3日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したトラストスターを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2007年）

9月8日、約24か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、勝ったゴールドマインにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のオペラダンディに1馬身1/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。