フライトストリーム（2016年生、母レースパイロット）

フライトストリーム（2016年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「飛行機の流れ。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタートルボウル（当時14歳）と交配したレースパイロットが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,500万円（3万×500口）で一口馬主が募集された。

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

8月12日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は450kg。17頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

10月27日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

12月15日、中6週で迎えた4戦目は、B.アヴドゥラ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

3歳（2019年）

3月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

4月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登禄剛崎賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

6月16日、中9週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

8月12日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のみんな大好き★エクスペルテ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したアレグレユミティーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中3週で迎えた9戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキスオブライフに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の笠松園田誘導馬カレンダー記念（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、ケイツールフィヤに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったオルオルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月6日、中1週で迎えた13戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた14戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したメイショウメイカを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月29日、中5週で迎えた15戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、DOSS-BLACK結婚記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したシルフィーナにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2020年）

1月8日、中0週で迎えた16戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトーセンジャスパーにクビ差届かず2着に甘んじた。

1月21日、中1週で迎えた17戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた19戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた20戦目は、春雷賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた21戦目は、おひつじ座賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた22戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた23戦目は、C級サバイバル（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアフロディーテに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

4月30日、中1週で迎えた24戦目は、芝桜賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた25戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（9戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったバックファイヤーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた26戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた27戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（10戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュウノサーヤを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

6月19日、中1週で迎えた28戦目は、御嶽山特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は高木健騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。