ノーブルディード（2008年生、母ノビーディード）

ノーブルディード（2008年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「崇高な行い」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時19歳）と交配したノビーディードが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地29戦4勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の朱雀ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月18日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のクリスタルロックに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月18日、中5週で迎えた3戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

11月6日、中4週で迎えた5戦目は、2歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

12月18日、中5週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず17着に敗れた。

3歳（2011年）

1月22日、中4週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月5日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の大江山特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

8月3日、中4週で迎えた11戦目は、揖保川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

8月31日、中3週で迎えた12戦目は、藻川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた13戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったクィーンズバーンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月30日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の海老ヶ瀬特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のシーズンズベストに1馬身1/4の差をつけて優勝

4歳（2012年）

4月8日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の六波羅特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて、最後は2着のスズカアンペールをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

5月26日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のデンコウジュピターをアタマ差振り切って4勝目をマークした。

6月23日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい18着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月2日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

5歳（2013年）

1月5日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた22戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

6月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の多摩川ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

8月10日、中8週で迎えた24戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月17日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったウインプリメーラにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月3日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた28戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2013ゴールデンホイップトロフィー（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の南総ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

6歳（2014年）

3月23日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた31戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の錦ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。