カネアルコ（1987年生、母カネアオイ）

Kane Alco

1987.05.21

カネアルコ（1987年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノノアルコ（当時16歳）と交配したカネアオイが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は合資会社青森牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

4月22日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/不良）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた2戦目は、岡山定夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

6月9日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（1991年）

5月3日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1400m 外回り 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

6月16日、中5週で迎えた5戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた6戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月20日、中2週で迎えた7戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

8月11日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中野栄治騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったコーエーダイスケに詰め切れず、4馬身差の2着となった。