フリートスティード（1995年生、母ソシアルメーカー）

フリートスティード（1995年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時12歳）と交配したソシアルメーカーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は聖心台牧場（有）。戦績は、中央平地26戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,400万円（28万×50口）で一口馬主が募集された。

大沢真厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

1月6日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

1月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

1月25日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小池隆生騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小池隆生騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、テイエムラシアンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

3月28日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で小池隆生騎手（6戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のデミングハゼオーに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

5月3日、中4週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小池隆生騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に敗れた。

5月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小池隆生騎手（8戦1勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

6月20日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1400m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

6月28日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったトーホウアイリスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月19日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったムーンライトクインに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月8日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（10戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のワルツダンサーをアタマ差振り切って2勝目を手に入れた。

8月22日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（11戦2勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（12戦2勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

10月11日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小池隆生騎手（13戦2勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

4歳（1999年）

4月24日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた17戦目は、5歳以上900万下のシドニートロフィー（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小池隆生騎手（14戦2勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた18戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

6月19日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

6月27日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

7月18日、連闘で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村山明騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村山明騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のシロキタティターンをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

8月22日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で村山明騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下のアカシヤステークス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で村山明騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村山明騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。