スカーレットノキミ（1988年生、母ブランドホウセイ）

スカーレットノキミ（1988年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のルイヴイルサミツト（当時8歳）と交配したブランドホウセイが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は母良田牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方9戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

坂田正行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

6月15日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、6着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビッグキーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月10日、中5週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下の噴火湾特別（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

10月12日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

4歳（1992年）

6月14日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた7戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

8月25日、中9週で馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた8戦目は、吉井敏雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3-4（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったキョウエイラブから2馬身差の2着となった。

9月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C3-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井敏雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のパイナップリンセスに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月29日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-2（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井敏雄騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C3-1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井敏雄騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のサンフレンドをクビ差制して勝利を手中に収めた。

10月25日、中1週で迎えた12戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井敏雄騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた13戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井敏雄騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉井敏雄騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月1日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上C2-3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉井敏雄騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のキクノアテンションに1馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

12月13日、中1週で迎えた16戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井敏雄騎手（8戦3勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。