ニシノマドカ（2007年生、母ニシノプロミネンス）

ニシノマドカ（2007年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時9歳）と交配したニシノプロミネンスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、地方24戦5勝。主な勝ち鞍は2009年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月16日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るマンゴプディングを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

10月18日、中8週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

3歳（2010年）

6月27日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

8月28日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

9月18日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

10月23日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

12月4日、中5週で迎えた9戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

4歳（2011年）

6月8日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた13戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎雅由騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた17戦目は、さるすべり賞（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎雅由騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎雅由騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎雅由騎手（9戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた24戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るヨロコビを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

5歳（2012年）

1月12日、中1週で迎えた25戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

1月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るチャンスメーカーを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月9日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた27戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（10戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた28戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプティローズに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月10日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（3戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトミケンアグードに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月25日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウリョウマに1馬身1/4の差をつけて6勝目をつかんだ。