アサカゲイル（1998年生、母キョウワホウセキ）

アサカゲイル（1998年3月3日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時12歳）と交配したキョウワホウセキが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地30戦4勝2着3回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の文月特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

8月5日、デビュー戦は山田泰誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

3歳（2001年）

3月24日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマコトセイウンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、レットミーマックスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で武幸四郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るデルマポラリスを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1位に入線したが、その後8着に降着となった。

6月2日、中1週で迎えた7戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイタクバートラムを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

6月23日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳900万下のやまゆりステークス（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月24日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（2002年）

1月6日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（6戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナに立ち、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、サイドワインダーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

1月27日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアリシバキングに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

2月10日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

9月29日、約7か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のおけさ特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（7戦1勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（8戦1勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったサイドワインダーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月24日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（9戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北摂特別（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（10戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた18戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京芝2000m 雨/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

5歳（2003年）

1月25日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

6月22日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の水無月特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（11戦1勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の文月特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（12戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウワノコイビトを次元の違う末脚で半馬身差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

7月19日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（13戦2勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた23戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の月岡特別（新潟芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦1勝）。17頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

9月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

6歳（2004年）

4月17日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた28戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

7月4日、中6週で迎えた31戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、志布志湾特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた32戦目は、大崩山特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた33戦目は、森田直哉騎手を鞍上に迎えて、多良岳特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。