タガノシューマン（2006年生、母オールモストフォーエヴァー）

タガノシューマン（2006年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ドイツの作曲家名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時8歳）と交配したオールモストフォーエヴァーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は猿橋義昭。戦績は、中央平地13戦0勝2着2回、地方8戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上B2。

経歴

デビュー前

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

5月17日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は498kg。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったダイワレギオンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月23日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた6戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた7戦目は、上村勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハルカノタカをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月17日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上村勇人騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアスターローズを強烈な末脚でハナ差だけ差し切って勝利をモノにする

4歳（2010年）

1月3日、中6週で迎えた9戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村勇人騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシーガルプリンセスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

1月26日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村勇人騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアトムスパンカーをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

5月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で上村勇人騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のペルシカアルボルに2馬身半の差をつけて優勝

8月25日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイワキングを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月11日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマルハチヘラクレスをハナ差振り切って圧倒的人気に応えた。

11月13日、中4週で迎えた15戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた16戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

5歳（2011年）

2月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ジーワンボーイにクビ差交わされて2着となった。

3月6日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

9月10日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

11月5日、中7週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

12月24日、中6週で迎えた21戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。