フゼアノート（2016年生、母ブーケフレグランス）

フゼアノート（2016年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「男性のフレグランスに多い香り」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したブーケフレグランスが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C3。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月21日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

10月28日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

3歳（2019年）

2月9日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず15着に終わった。

7月28日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

2019年7月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月5日、中5週で迎えた5戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、モズダッシュスターに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた10戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4歳（2020年）

3月4日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた12戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のガミラスビートに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月30日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい6着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C3（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（8戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月20日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（11戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で大山真吾騎手（12戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

10月29日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（13戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（14戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

12月16日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（15戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

5歳（2021年）

1月7日、中2週で迎えた29戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C3三（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（16戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のココリガストンをハナ差振り切って制した。

2月11日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（17戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた32戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2四（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

3月11日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

5月21日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた36戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦健太騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上C3（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（18戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のプロフーモをアタマ差振り切って3勝目をつかんだ。

6月24日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（19戦3勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。