ナックブレイブ（2020年生、母ワキノバクシン）

ナックブレイブ（2020年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+勇敢な」。毛色は芦毛。種牡馬のレッドファルクス（当時9歳）と交配したワキノバクシンが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は広田牧場。2022年のすずらん賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、広田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、社台ファームによって1,210万円で落札された。2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、小松欣也によって2,046万円で落札された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月2日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブーケファロスを半馬身振り切って初白星を挙げた。

9月4日、中8週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見事な伸び脚で驀進したが、勝ったコスモイグロークにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

9月24日、中2週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月13日、中6週で迎えた4戦目は、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた5戦目は、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は木幡巧也騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

3歳（2023年）

6月18日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は失速してしまい16着に終わった。

4歳（2024年）

4月14日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラスの医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた8戦目は、佐藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。