ムーランヴェール（2004年生、母ミスエメラルド）

ムーランヴェール（2004年2月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「緑の風車小屋（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時6歳）と交配したミスエメラルドが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方5戦2勝。主な勝ち鞍は2008年の一般C1六。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

9月3日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

3歳（2007年）

1月14日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

6月10日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

8月12日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

12月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の乃東スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

12月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の若武者特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2008年）

1月21日、中3週で迎えた11戦目は、そぴあ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサトノユウジに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月11日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1六（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のハネダチアリをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

3月21日、中5週で迎えた13戦目は、美の山特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

9月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦0勝）。17頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく17着に終わった。