トクノビリーヴ（1994年生、母アローピューマ）

トクノビリーヴ（1994年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオウインスパイアリング（当時8歳）と交配したアローピューマが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は小柳牧場。戦績は、中央平地8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

6月15日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコウユーダンスを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月6日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたニシノオトヒメ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

7月27日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のビコーミニスターに3馬身の差をつけて制した。

10月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦2勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の比良山特別（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

4歳（1998年）

9月13日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。