セザンワールド（2020年生、母ディアテイスティー）

セザンワールド（2020年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+世界」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトゥザワールド（当時9歳）と交配したディアテイスティーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山岡牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着6回、地方4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

畑端省吾厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月16日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したブレイゼストを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

12月25日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアルムエアフォルクを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2023年）

1月7日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したサンデーヒーローにクビ差届かず2着に甘んじた。

1月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったソッコータルマカに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

5月21日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島良太騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた8戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したサイモンザナドゥにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月8日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

8月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したコトブキヘスペラスにハナ差届かず2着に甘んじた。

9月3日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のチェスターコートを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったグッドハビッツにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

4歳（2024年）

1月18日、中2週で迎えた15戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、オウバイ賞（姫路ダート1800m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。