エスペシャリー（2022年生、母セイリングホーム）

エスペシャリー（2022年5月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「特別に。特別な存在になれるように」。毛色は栗毛。種牡馬のスワーヴリチャード（当時8歳）と交配したセイリングホームが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は木村秀則。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

四位洋文厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

9月14日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

11月10日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

3歳（2025年）

1月6日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

2月22日、中6週で迎えた4戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったウインマスカレードに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月20日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

6月14日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセゾンデフィーユを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月29日、中1週で迎えた7戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブルーアイドガールに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月16日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの知床特別（札幌芝1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のスイミーユニバンスをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

11月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのキビタキステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。