イワズ（2018年生、母ジツリキオーシャン）

Iwazu

2018.05.02

イワズ（2018年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「言わない」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時8歳）と交配したジツリキオーシャンが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は上山牧場。主な勝ち鞍は2020年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上山牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岡田繁幸によって1,242万円で落札された。

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月23日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり17着に敗れた。

12月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシビルボーイをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2021年）

3月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

3月21日、連闘で迎えた4戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったベストシーズンに詰め切れず、約13馬身差の2着となった。

5月3日、中5週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた5戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヒスイ賞 B特選（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の花奏かのん3周年記念杯（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では稟性の負けん性を発揮してゴールまでタレずに走り切ったが、3着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳A4（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部大地騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

10月26日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、あやちゃんお誕生日おめでとう記念（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず3着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2四（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で兼子千央騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で兼子千央騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のミッツノチカイに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月21日、中2週で迎えた11戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルシェルムに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4歳（2022年）

3月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、一般C1六（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のインフォーマントに1馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

4月26日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は沖静男騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。