プレシャスアセット（2022年生、母プリティーアセット）

プレシャスアセット（2022年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「貴重品」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時14歳）と交配したプリティーアセットが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2025年の3歳B1。

経歴

デビュー前

池上昌和厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

10月5日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 小雨/良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

3歳（2025年）

1月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

3月2日、中7週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた4戦目は、佐々木志音騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイボーイを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

4月26日、中1週で迎えた5戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

5月6日、中0週で迎えた6戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

6月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

7月8日、中4週で迎えた9戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジスト賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた10戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月5日、連闘で迎えた11戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳M2のオパールカップ（盛岡芝1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月19日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のネイビスを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のエメラルド賞（盛岡芝1700m 雨/重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウインオアシスに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

9月28日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳M1のオータムティアラ（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったミナトミナイトに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

デビュー前

永田幸宏厩舎（岩手）へ入厩。

10月12日、デビュー戦は山本政聡騎手を鞍上に据えて、安比高原スキー場賞（盛岡芝1600m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての大外10番ゲートからスタート。出走取消となった。