マチカネウコン（1992年生、母シゲノシヨウワ）

マチカネウコン（1992年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時15歳）と交配したシゲノシヨウワが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）昭和牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着2回、中央障害4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の障害5歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

6月10日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

9月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったレオシーザーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小屋敷昭騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したキーストンボンバーにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月29日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小屋敷昭騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

11月5日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小屋敷昭騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月11日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小屋敷昭騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着を確保した。

11月26日、中1週で迎えた8戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた9戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（1996年）

1月20日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた11戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイシャフトから3/4馬身差の2着に敗れた。

5月11日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のハイトップギヤーに約13馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。