マルヨボード（2011年生、母キシュウソウシュウ）

マルヨボード（2011年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名より」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時14歳）と交配したキシュウソウシュウが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大狩部牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方4戦4勝。主な勝ち鞍は2015年の夏木立特別(一般C1イ)。

経歴

デビュー前

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

10月6日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

3歳（2014年）

7月12日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月20日、中9週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着を確保した。

11月20日、中8週で迎えた5戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリンナチャンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月15日、中3週で迎えた6戦目は、新穂高特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のベルベットメドウに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

4歳（2015年）

4月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルーウィステリアに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月14日、中2週で迎えた8戦目は、夏木立特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒラボクファイターに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。