ディビデンド（2005年生、母ペイミーキャッシュ）

ディビデンド（2005年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「配当」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時7歳）と交配したペイミーキャッシュが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着2回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の揖斐川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、梅田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、ビッグによって3,150万円で落札された。

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

1月27日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は524kg。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月10日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

3月16日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。17頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

7月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の槍ヶ岳賞（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のスズナを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月26日、中1週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

8月31日、中1週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、テイエムアンコールに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月27日、中3週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

10月5日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

12月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のダイワオージーに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

4歳（2009年）

1月17日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5歳（2010年）

6月13日、約16か月半の休養明けで迎えた15戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた17戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の燕特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

10月9日、中7週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（4戦1勝）。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月13日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤木高太郎騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

6歳（2011年）

1月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、4歳以上500万下の背振山特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤木高太郎騎手（7戦1勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた24戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5月7日、中8週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（8戦1勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイセイダンサーを差し切れず、1馬身差の2着となった。