カゼノアスリート（2014年生、母カゼノジュエリー）

カゼノアスリート（2014年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋スポーツマン」。毛色は栗毛。種牡馬のエイシンアポロン（当時7歳）と交配したカゼノジュエリーが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）U・M・A。主な勝ち鞍は2017年の北風賞。

経歴

デビュー前

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

10月10日、デビュー戦は西村太一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 曇/重）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

11月19日、中5週で迎えた2戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

3歳（2017年）

1月21日、中8週で迎えた3戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では稟性の闘志でゴールまでタレずに走り切り、5着に入り込んだ。

2月13日、中2週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

5月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

7月15日、中8週で迎えた7戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

8月19日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は井上敏樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

10月10日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた9戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の突風賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、ブルベアヘッジに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月7日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、3歳戦のラピッド賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、キャンディハートに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の北風賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で瀧川寿希也騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマリノピュアハートに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2018年）

1月1日、中2週で迎えた13戦目は、スプラッシュ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で瀧川寿希也騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ナスノキセキにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

1月31日、中3週で迎えた14戦目は、よみうりランド「ハシビロGO!」賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で瀧川寿希也騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、マンダラキッスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

2月27日、中3週で迎えた15戦目は、ビート賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で瀧川寿希也騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

4月6日、中4週で迎えた16戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、神速賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

5月17日、中5週で迎えた17戦目は、スウィフト賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた18戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、迅速賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた19戦目は、雷神賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた20戦目は、ジオファーム!八幡平バイオレット発売記念（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた21戦目は、夕立賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（10戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた22戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、トルネード賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

9月25日、中1週で迎えた23戦目は、みどりの競馬場賞（浦和ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた24戦目は、旋風賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のジギースンナーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月27日、中5週で迎えた25戦目は、神奈川県マイME‐BYOカルテ杯2018（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増田充宏騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた26戦目は、よみうりランド杯（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で増田充宏騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5歳（2019年）

1月3日、中1週で迎えた27戦目は、初風賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で増田充宏騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。