アバルラータ（2014年生、母ホーリーミスト）

アバルラータ（2014年6月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「舞踏曲風に(音楽用語)(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時5歳）と交配したホーリーミストが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田牧場。主な勝ち鞍は2020年のオークランドレーシングクラブトロフィー(3勝クラス)。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

5月20日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚が止まってしまい17着に敗れた。

8月19日、中8週で迎えた3戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したトルネードアレイを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

9月2日、中1週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したフィップルを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は森裕太朗騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のサワヤカフェスタに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（2018年）

2月24日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたマルカブリスク決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月25日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた8戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた9戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したウインシャトレーヌにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサラキアにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

8月26日、中2週で迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったマルーンエンブレムにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月16日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた13戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のショウナンサスケをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

11月24日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた15戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた16戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2019年）

1月19日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月20日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月12日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオーヴォドーロに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月8日、中3週で迎えた20戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの多摩川ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月10日、中8週で迎えた21戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた22戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのJRAアニバーサリーステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの長岡京ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月10日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた26戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの飛騨ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に敗れた。

6歳（2020年）

3月20日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの幕張ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの難波ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

6月7日、中8週で迎えた29戦目は、3歳以上3勝クラスのストークステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた30戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの多摩川ステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上3勝クラスのオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のムーンチャイムを半馬身振り切って勝利をモノにする

8月30日、中5週で迎えた32戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

10月18日、中6週で迎えた33戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた34戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた35戦目は、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦1勝）。17頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

7歳（2021年）

3月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた37戦目は、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた38戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

7月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた39戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のトヨタ賞中京記念（小倉芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた40戦目は、関越ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

11月14日、約3か月半の休養明けで迎えた41戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

2021年11月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。