レヴォントゥレット（2021年生、母クイーンマンボ）

レヴォントゥレット（2021年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「オーロラ(フィンランド語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時13歳）と交配したクイーンマンボが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。2025年の日本テレビ盃(Jpn2)で2着に入った他、2025年の平安ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、グランド牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、前田晋二によって7,920万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

4月21日、デビュー戦は古川奈穂騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は484kg。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッドスフェーンに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月8日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート2500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシーリュウシーを半馬身振り切って休み明けの一戦を制した。

12月28日、中2週で迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのJRAウルトラプレミアムコントレイルカップ（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のホウキボシに1馬身1/4の差をつけて3勝目を掴み取った。

4歳（2025年）

3月30日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの伊勢ステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のフルオールを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

5月4日、中4週で迎えた6戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた7戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、G3の平安ステークス（京都ダート1900m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着を確保した。

8月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、BSN賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月1日、中5週で迎えた9戦目は、Jpn2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったフォーエバーヤングにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月9日、中5週で迎えた10戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、G3のみやこステークス（京都ダート1800m 小雨/不良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。