トキノシャンハイ（2003年生、母トキノサチヒメ）

トキノシャンハイ（2003年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時14歳）と交配したトキノサチヒメが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤静子。戦績は、地方27戦2勝2着3回。2006年の東京ダービー(地方重賞)で2着に入った他、2006年のクラウンカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

長谷川三郎厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2005年）

7月8日、デビュー戦は藤江渉騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。馬体重は428kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、スプラッシュビートに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの新星特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた4戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月10日、中4週で迎えた5戦目は、2歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月9日、中3週で迎えた6戦目は、2歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアラジシジョーをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

12月5日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、2歳戦の雷鳥特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤江渉騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、最後はマイジュピターと並んで3着同着となった。

12月20日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のシクラメン特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルアプローズを上がり1位の末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

3歳（2006年）

1月23日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

3月28日、中8週で迎えた10戦目は、3歳戦の菜の花特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた11戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンキューウィンを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

5月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月7日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したビービートルネードにクビ差届かず2着となった。

12月12日、約6か月半の休み明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦のウインターイルミネーションハンデ（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

4歳（2007年）

1月4日、中2週で迎えた15戦目は、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（9戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた16戦目は、多摩川オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（10戦2勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のきさらぎ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（11戦2勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

4月12日、中5週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の卯月特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（12戦2勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた19戦目は、’07スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田信大騎手（13戦2勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

6月18日、中4週で迎えた20戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の短夜特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた21戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の文月特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた22戦目は、’07アデレードシティカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月12日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の長月特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2008年）

1月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は藤江渉騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

2月1日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた25戦目は、立春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月28日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のきさらぎ特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

4月18日、中6週で迎えた27戦目は、箱根宿特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。