カザンラク（2022年生、母ヴィアンローズ）

カザンラク（2022年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「バラの産地として有名なブルガリアの都市。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時9歳）と交配したヴィアンローズが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

嘉藤貴行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

11月9日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のデビューフライトに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2025年）

3月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月27日、中7週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月31日、中4週で迎えた4戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

8月2日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

10月5日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。