カネラフィーナ（2022年生、母ジョイカネラ）

カネラフィーナ（2022年2月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「とても上品で素晴らしい(西)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のFrankel（当時14歳）と交配したジョイカネラが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2025年の新潟牝馬ステークス(オープン牝)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

8月3日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったシンフォーエバーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月5日、中8週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったビッキーファーストにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月2日、中3週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴァイスクレーを強烈な末脚でアタマ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

3歳（2025年）

3月30日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスのミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクライスレリアーナに1馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

6月28日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの洞爺湖特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタイキラフターに2馬身半の差をつけて優勝

10月19日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定オープンの新潟牝馬ステークス（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のフレミングフープに1馬身1/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。