ハーバーナイト（1983年生、母ハーバーシャイン）

ハーバーナイト（1983年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシヤイニングナイト（当時12歳）と交配したハーバーシャインが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハーバー牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1986年の伊達特別(400万下牝)。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

3月22日、デビュー戦は4歳未出走（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。鞍上は吉沢宗一騎手。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月19日、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアオイモントカローに1馬身3/4の差をつけてトップでゴールに入った。

11月1日、牝馬限定の4歳以上400万下の伊達特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉沢宗一騎手。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のノーザンネイチャーをクビ差振り切って勝利をモノにした。

12月6日、牝馬限定の4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉沢宗一騎手。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

4歳（1987年）

1月11日、ハンデ戦で5歳以上900万下の寿賞（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は武藤善則騎手。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

2月8日、ハンデ戦で5歳以上900万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は岩戸孝樹騎手。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

2月21日、5歳以上900万下の早鞆特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は岡山定夫騎手。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

4月29日、5歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤暢康騎手。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

5月23日、ハンデ戦で5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は武藤善則騎手。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャンバラに半馬身交わされて2着となった。

6月28日、ハンデ戦で5歳以上900万下の栗子特別（福島芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月25日、4歳以上400万下の笹山特別（新潟芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は吉沢宗一騎手。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

8月1日、4歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したマルタカゲイルにアタマ差届かず2着となった。

9月13日、牝馬限定の4歳以上400万下の富里特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉沢宗一騎手。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジョウシュウフジにアタマ差交わされて2着に甘んじた。