キクノコア（2014年生、母キクノハヤブサ）

キクノコア（2014年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋芯。中心になる」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時16歳）と交配したキクノハヤブサが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は松田憲一。主な勝ち鞍は2018年のトライアルラウンド笠松第2戦(一般C13)。

経歴

デビュー前

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

8月19日、デビュー戦は畑端省吾騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。馬体重は524kg。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

4歳（2018年）

5月28日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた3戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C21（笠松ダート800m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバックファイヤーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月27日、中3週で迎えた4戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、トライアルラウンド笠松第2戦（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコノチヲツナイデを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

7月13日、中1週で迎えた5戦目は、ほうせんか賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のスマートリンクを3/4馬身振り切って優勝

5歳（2019年）

1月11日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

1月23日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた7戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノモリゾに5馬身の差をつけて制した。

2月8日、中1週で迎えた8戦目は、寒椿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（4戦3勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、一般C12（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた10戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で筒井勇介騎手（6戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで楽々と抜け出し、最後は2着のデルマミセラレテに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月7日、中1週で迎えた11戦目は、付知峡特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で筒井勇介騎手（7戦4勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

7月19日、中5週で迎えた12戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で筒井勇介騎手（8戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた13戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で筒井勇介騎手（9戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた14戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた15戦目は、武田雅史退職記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（10戦4勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた16戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（11戦4勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた17戦目は、笠松競馬秋まつりまであと2日（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（12戦4勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（13戦4勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた19戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた20戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 33（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したギンガムチェックを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6歳（2020年）

1月4日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。