ユメミルテーラー（2007年生、母ユニバース）

ユメミルテーラー（2007年5月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「いつか大レースを勝つことを夢見る＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のチーフベアハート（当時14歳）と交配したユニバースが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、中央平地19戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、西村和夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月22日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

3歳（2010年）

1月11日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたエリモサプライズ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

1月23日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったサックアクロアにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

2月20日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセレナプレジールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月10日、中3週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリリーストライカーを圧倒的な末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

5月29日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

12月26日、約7か月の休み明けで迎えた10戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

4歳（2011年）

1月30日、中4週で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 小雪/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

2月26日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

5月29日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた14戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンソルファを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

7月31日、中2週で迎えた16戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

5歳（2012年）

1月5日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

3月3日、中5週で迎えた19戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吹田特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。