ヒナギク（2003年生、母ナデシコ）

ヒナギク（2003年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「雛菊（母名より連想）」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時18歳）と交配したナデシコが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

2月4日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったヤマニンファビュルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のプリティアンブレラに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

10月15日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

11月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井大志騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

12月24日、中6週で馬体重を前走から24kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で南井大志騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。