ビッグステラ（2013年生、母アルケミー）

ビッグステラ（2013年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「大きな＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時14歳）と交配したアルケミーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方16戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2017年の上ノ橋ぎぼし賞(一般B2二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、中辻明によって702万円で落札された。

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

5月8日、デビュー戦は義英真騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は542kg。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

7月20日、中9週で迎えた2戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の三室山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、フラワーファーストに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月6日、中1週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

10月1日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

12月1日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田雄大騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ペッシュカネルにハナ差交わされて2着に惜敗した。

4歳（2017年）

1月10日、中2週で迎えた7戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は山田雄大騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイワポデスタを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

3月7日、中2週で迎えた10戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、きいちご賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったトウケイヘイゾウにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3月30日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた12戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、上ノ橋ぎぼし賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のスタンドアウトを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5月13日、中1週で迎えた13戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、メイカップ（盛岡ダート1800m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた14戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた15戦目は、こめつつじ賞（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったハルズハッピーを半馬身捉え切れず2着となった。

7月10日、中1週で迎えた16戦目は、コクチョウ賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したコマユにハナ差届かず2着に惜敗した。

8月6日、中3週で迎えた17戦目は、ジェイド賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた18戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、クリスタルピンク賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

9月4日、中1週で迎えた19戦目は、いわての森林の感謝祭賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。