シゲルバンペイユ（2009年生、母アラートディザイア）

シゲルバンペイユ（2009年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋晩白柚（柑橘類）」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時14歳）と交配したアラートディザイアが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田中春美。戦績は、中央平地3戦0勝、地方5戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中春美から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって609万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、森中蕃によって262.5万円で落札された。

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月24日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

10月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き15着に敗れた。

11月13日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた4戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、2歳（荒尾ダート950m 晴/重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のカツイチノリクンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月23日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の荒尾競馬厩務員会特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったミサトザールから5馬身差の2着に敗北した。

3歳（2012年）

1月14日、中2週で迎えた6戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず3着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた7戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のウインクシャイナに4馬身の差をつけて制した。

2月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミサトザールにクビ差交わされて2着に甘んじた。