エグランティーナ（2012年生、母ステラマリス）

エグランティーナ（2012年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「野バラ（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時13歳）と交配したステラマリスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地33戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月28日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月10日、中5週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

10月12日、中8週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月6日、中4週で迎えた5戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2015年）

1月5日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のパルパルパピヨンに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月1日、中7週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた8戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

5月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月21日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg戻して迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月27日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したビジューミニョンに半馬身届かず2着に敗北した。

11月7日、中2週で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のルアノヴァを半馬身振り切って制した。

4歳（2016年）

1月11日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

1月30日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の立春賞（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

3月5日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のクロフネビームスをクビ差振り切って優勝

6月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた20戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の青梅特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

7月10日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の天の川賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の大通特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

5歳（2017年）

1月15日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた24戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月4日、中2週で迎えた25戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入った。

3月25日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

5月6日、中5週で迎えた27戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

7月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、K.ティータン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月10日、約4か月半の休養明けで迎えた29戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

6歳（2018年）

1月14日、中4週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（9戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月7日、中4週で迎えた33戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。