サラコスティ（2022年生、母サロニカ）

サラコスティ（2022年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「四旬節(ギリシャ語)。イースターに向けての準備期間」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時12歳）と交配したサロニカが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

池添学厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

6月23日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り小雨/重）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエリキングに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月18日、中7週で迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバッケンレコードに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月23日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の京都2歳ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

3歳（2025年）

1月25日、中8週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若駒ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

7月5日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスのロイヤルバンコクスポーツクラブ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

8月9日、中4週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの香嵐渓特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。