アイエスプラスワン（2006年生、母センシュアス）

アイエスプラスワン（2006年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋プラス１」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時7歳）と交配したセンシュアスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は阿部栄乃進。戦績は、中央平地9戦0勝、地方16戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の一般C5。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月21日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は430kg。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着を確保した。

3歳（2009年）

1月11日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

5月10日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、6着を確保した。

6月14日、中4週で迎えた5戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

7月26日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

8月30日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

11月3日、中5週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた10戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林陽介騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で林陽介騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で林陽介騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた14戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で林陽介騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のユニオンレディーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2010年）

1月20日、中2週で迎えた15戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で林陽介騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた16戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた17戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は林陽介騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で林陽介騎手（7戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で林陽介騎手（8戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4月3日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月15日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた21戦目は、月桂樹特選（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は林陽介騎手（9戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた22戦目は、九州競馬ブロガー賞（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林陽介騎手（10戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で林陽介騎手（11戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた24戦目は、九州競馬設立10周年記念（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で林陽介騎手（12戦1勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた25戦目は、もっかいビーム!!杯（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で林陽介騎手（13戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。