ペンタプリズム（2012年生、母ルミナスポイント）

ペンタプリズム（2012年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「一眼レフカメラで用いられる光の反射」。毛色は青鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時9歳）と交配したルミナスポイントが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地15戦0勝、地方15戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上B1。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

10月26日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

3歳（2015年）

3月21日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

4月18日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

8月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月26日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2016年）

1月19日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったフラッシュカフェに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

2月17日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた10戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、かんつばき賞（園田ダート1870m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のオメガレイノワールに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月12日、中7週で迎えた11戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のノウゼンハレンに2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

5月25日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上B2（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

9月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナリタボルトに1馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

10月7日、中1週で迎えた15戦目は、スポニチなにわ賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマリーズランにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた17戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたヒデサンエース決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月7日、中2週で迎えた18戦目は、ぷりむら賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウケイファイターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

5歳（2017年）

1月17日、中3週で迎えた20戦目は、大寒特別（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（5戦3勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月3日、中1週で迎えた21戦目は、節分特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のナリタマクリスをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた24戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲城特別（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた25戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の彦星賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた27戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた28戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

11月11日、中9週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚色が悪くなり18着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。