ゴットリープ（2020年生、母アンタークティカ）

ゴットリープ（2020年2月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時17歳）と交配したアンタークティカが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は沖田牧場。戦績は、中央平地18戦0勝2着1回、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C2三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沖田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ヒポファイル・ブラッドストックによって1,155万円で落札された。

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月17日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

9月25日、中9週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月16日、中2週で迎えた3戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

11月12日、中3週で迎えた4戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3歳（2023年）

1月9日、中7週で迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったクインズベルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4月23日、中9週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

6月17日、中4週で迎えた10戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

7月28日、中5週で迎えた11戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンブギーマンに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月16日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、ジグラートに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中2週で迎えた14戦目は、丹波篠山黒豆特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクールローズサクラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて順当に勝利した。

4歳（2024年）

1月21日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/不良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は横山武史騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた16戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

3月24日、中5週で迎えた17戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月14日、中2週で迎えた18戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

7月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

8月17日、中5週で迎えた20戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた21戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた22戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。15着に終わった。

2023年6月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。