マジックサンズ（2022年生、母コナブリュワーズ）

Magic Sands

2022.03.25

マジックサンズ（2022年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「潮の満ち引きで砂浜が消えて見える、カイルアコナの神秘のビーチ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時12歳）と交配したコナブリュワーズが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2025年のNHKマイルカップ(G1)で2着に入った他、2024年の札幌2歳ステークス(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

7月7日、デビュー戦は佐々木大輔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は502kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のビーオンザカバーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月31日、中7週で迎えた2戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のアルマヴェローチェをハナ差振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

12月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で佐々木大輔騎手（2戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に敗れた。

3歳（2025年）

4月20日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木大輔騎手（3戦2勝）。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

5月11日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したパンジャタワーにアタマ差届かず2着に惜敗した。

10月18日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、G2の富士ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた7戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。