ターゲサンブルック（2019年生、母ポップチャート）

ターゲサンブルック（2019年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「夜明け(独)」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時16歳）と交配したポップチャートが17歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、幅田京子によって1,980万円で落札された。

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

6月27日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月21日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

12月11日、中2週で迎えた3戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフォーチュンテラーに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のザヴォーグに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2022年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に敗れた。

4歳（2023年）

5月6日、約14か月の休養明けで迎えた6戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サムハンターにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月27日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

9月9日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

5歳（2024年）

4月7日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

4月21日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったレタラに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。