ハリウッドメモリー（2022年生、母スピニングワイルドキャット）

ハリウッドメモリー（2022年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ハリウッドの記憶」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時14歳）と交配したスピニングワイルドキャットが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

長谷川浩大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

8月17日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたラヴェンデル決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中3週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

11月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた4戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったウィンストンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3歳（2025年）

1月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

2月15日、中5週で迎えた6戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったヴェントゥーラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月12日、中7週で迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のペイシャアーサーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

6月14日、中8週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ラパンチュールに交わされて2馬身差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

7月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

8月17日、中4週で迎えた11戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの小樽特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のジョーブラックに1馬身1/4の差をつけて制した。

9月6日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。