コスモビリオン（2006年生、母ミサトヘルメス）

コスモビリオン（2006年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋１０億」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のイーグルカフェ（当時9歳）と交配したミサトヘルメスが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、中央平地3戦0勝、地方32戦4勝。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上B1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、西村和夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって315万円で落札された。

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月5日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのマリーゴールド賞（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

10月2日、中6週で迎えた4戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月15日、中1週で迎えた5戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた6戦目は、岡田晴樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた7戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた8戦目は、2歳F1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、4着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた9戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、2歳F1一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のデュラブウォーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

3歳（2009年）

1月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた12戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松平幸秀騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月17日、中3週で迎えた13戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳T1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた14戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月13日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフジノチヨヒメをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

11月3日、中1週で迎えた20戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、OBCラジオ大阪賞（園田ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2010年）

1月2日、連闘で迎えた24戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のセフティファンキーをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

1月21日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のローレルスプレーモをクビ差振り切って4勝目を掴み取った。

2月2日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた27戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

3月16日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

3月31日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた29戦目は、スプリングウインド特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月28日、中3週で迎えた30戦目は、相生ペーロン祭特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた31戦目は、丹波茶特別（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた32戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、播磨町大中遺跡特別（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

7月1日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月22日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた34戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

10月21日、約3か月の休養明けで迎えた35戦目は、伊藤晋一騎手を鞍上に迎えて、いそぎく賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。