ニホンピロカラカ（1987年生、母Surround）

Nihon Pillow Karaka

1987.11.21

ニホンピロカラカ（1987年11月21日）は、ニュージーランドで生まれ、日本で調教された競走馬、種牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のSir Tristram（当時16歳）と交配したSurroundが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

1月28日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミステルに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月17日、中6週で迎えた2戦目は、4歳500万下のさわらび賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヤマニンシアトルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（1991年）

10月26日、約19か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、4歳以上500万下の藤森特別（京都芝1800m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた5戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5歳（1992年）

2月1日、中8週で迎えた6戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の高塔山特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。