オメガハートロック（2011年生、母オメガアイランド）

オメガハートロック（2011年2月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋強い心」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時11歳）と交配したオメガアイランドが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地9戦2勝。2014年のフェアリーステークス(牝G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月3日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヴェルジョワーズを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2014年）

1月13日、中9週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニシノアカツキをクビ差振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

10月19日、約9か月半の休養明けで迎えた3戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では見せ場なく17着に終わった。

4歳（2015年）

3月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

4月25日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

8月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2015ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

12月6日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

5歳（2016年）

2月6日、中8週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下の初音ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上はF.ベリー騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。